オンライン囲碁教室・大人のための初心者囲碁教室・こども囲碁教室の関西棋院のプロ棋士2段の高津です。
たかつの時事ニュースチャンネル
アマチュア名人戦
https://www.asahi.com/articles/DA3S14954451.html
トーナメント表
https://www.nihonkiin.or.jp/event/amakisen/amamei/015/result.html
優勝は北芝礼アマ(愛知県代表)
https://www.nihonkiin.or.jp/event/taikai/_15_2.html
決勝は10代対決となりました。
優勝予想と結果予想全部外しました笑
一応手元に4強戦と決勝と3位決定戦の棋譜があるのですが時期を見て自分なりに解説しようかと思います。
自戦解説
とりあえず6月30日に行われた第70期王座戦の自戦解説をしてみます。
- 2021年6月30日
於:関西棋院5階
持ち時間 各3時間
- 動く棋譜
https://gokifu.net/t2.php?s=8561625472851880
長くなりそうなので数回に分けて解説します
- 最序盤
最近では少し珍しい序盤戦です。
というのも白は左辺に小目を選んだからです。
AIが囲碁界を席巻してからどちらかといえば星打ちが主流となっています。
しかしながら序盤の数手で勝敗が変わるほど人間は進化していないので無難な序盤戦といえます
右上は二間高シマリにしました。
ここらへんは好みでしょう。
少し進行して右辺に白が早めに荒らしに来てそれを攻める展開です。
白は忙しく打って地合いで先行する作戦かと思います。
正直実戦の打ち方はありがたいと思っていました。
というのも「明確な攻撃目標」があってそれに向かって自然に打っていれば下辺に大きな黒地がまとまる可能性が高そうな局面だからです。
そんなこんなで攻撃目標に向かって直接的な攻めよりき「もたれ攻め」をしようと思って左上につけました
左上は白が利かされるのを嫌い反発して局面図です。
ここで白の打った右下隅のつけは高等テクニックです。
たとえば参考図のように直線的に左上のコウをしかけた場合
- 参考図
左上のコウは黒が解消して黒が得をしました。
その代償に得た利益は右下の2手連打なのですがこの形ですと白が不満です。
そこで実戦のようにコウを仕掛ける前に打つのが高等戦術です
※ここに絶対のコウだてがあります。
こうなってしまうと左上の黒の得より右下の白の得が大きいのでこの図は黒が避けたい図です。
- 実戦図
そこで実戦の進行はお互いの言い分が通った進行となります。
白は左上で莫大な利益を上げたのですが黒も右上で計算できる利益をえました
ちょっと心境では少し損をしたかな、、、と思っていたのですがAI的には少し黒が打ちやすいとの事
まだこれからの局面と言えます。
・・・っと長くなってきたので次回に譲ります。
次回は右上で黒が得した所から白が戦いに持ち込んで白が優勢になるまでを解説します(´;ω;`)
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