オンライン囲碁教室・大人のための初心者囲碁教室・こども囲碁教室の関西棋院のプロ棋士2段のたかつです。
今日のテーマ
「たかつ社会人編⑥医療業界のイメージが180度変わる」
棋士になるまでのプロフィールはこんな感じです。
https://kado-igokyoshitsu.jp/leader/
前回のあらすじを俳句で
会社にて
サラリーマン力
大事だよ
2019年4月 訪問診療のクリニックに
さてこのクリニックに転職したのは囲碁と不動産の人間関係に所以しました
たぶん囲碁棋士との印象が良かっ(ry
医療の世界にもポジションにより色々あるみたいです。
分類
病院
国立病院や大学病院、企業立病院のように医療の研究と発展をめざす大規模病院や地域の医療を支える中核病院やら地域密着型の「病院」など高度な医療サービスを施す医療機関です。
クリニック
軽い疾患やケガ、慢性的な病気などを診療してくれる「クリニック」
同じようで役割が違います。病床数とか診療科目で分類されるのですがわかりやすく言うと「軽い」「わかりやすい」のはクリニック、「重い」「わかりにくい」のは病院みたいな感じですかね。
たぶん一般の人は具合が悪いと思ったらまずクリニックに行ってクリニックの先生でもわからない事は診療情報提供書(いわゆる紹介状)を書いて貰って病院に行く、みたいな流れかと思います。
ご想像の通りクリニックより病院の方が医師の数、看護師と医療従事者のマンパワーが豊富、且つ医療資源が豊富なので受けれる医療行為はより高度なものです。
ここまで聞くと「病院って高そう」とか「病院の方が給料良さそう」とか思うかもしれませんが実際はクリニックの方が医師の年収は高いです。
これは構造的な理由で「診療報酬」と「期待される高度な医療行為」が関係しているみたいです。
診療報酬
あんまり聞きなれない言葉かと思いますが簡単に言うと「施した医療行為により得られるお金」みたいな感じですかね。
働く世代なら3割負担していると思います。高齢者なら1割ですかね。
この国民保険の事も意外と知らない人がいるようで薬をたくさん飲んでいてお薬代が月に3万くらいかかる等の人がいたら詳しい人に聞いてみるとジェネリックを使うだけでなく、テクニック的な事で劇的にお薬代が安くなるかもしれません。自らの住んでいる自治体に相談してみましょう。
私は詳しくないのでシリーズ化しません笑
診療報酬を決めるのは
宅建業者ならどの業者も一律仲介手数料3%を上限に仲介手数料を請求できます。でも医療機関は病院やクリニックなどの違いにより請求できる金額が違ってきます。
同じ医療サービスでも基本クリニックの診療報酬が高く請求できるようになっています。
ちなみに診療報酬を決めるのは医師会で俺たちの給料が・・・と大学病院に勤める知人が愚痴を言っていました。
多分内側の事書きすぎると行方不明になります
おっと誰かきたようだ。
期待される高度な医療行為
病院は先進的な医療行為をするために医療資源に設備投資をしなければなりません。
ちょっと前ですとこんなのがありました。
ダヴィンチ https://robotstart.info/2018/11/08/davinci-luke-01.html
これ一台で億が吹っ飛びます。あと人工透析の機械とかあんなのもかなり高額です。(長野県のある会社は本業で儲からんから人工透析の機械の帳合で設けているらしい。おっと誰かきたようだ)
なので病院の方がスケールメリットによる売り上げは大きいのですが高度な医療行為をするための人件費と設備投資による支出がクリニックに比べて大きいので実は赤字の病院は多いです。
助成金で持ってる、もしくは倒産したら地域医療に与える影響が大きいなどの事情から色々な思惑が絡んで赤字でもなんとかなっている、という病院が多いです。
コロナ絡みの話になると知り合いの地方の中核病院の院長が昨今のコロナ患者を受け入れたら普通のお客さんが来なくて売り上げが激減したと言っていました。
病院経営ってほんまに大変。
あと西〇阪病院とかで調べるとおもしろいですよ。おっと誰か(ry
訪問診療
さてはて前置きが長くなりましたが私が働いていた所は訪問診療に特化したクリニックでした。
高齢化社会が進んでいる日本で需要が高まっている仕事です。
歩いて病院に行けない患者さんの為に自宅もしくは老人ホームに入所している方ならお部屋まで行って診察・管理をする仕事です。通常のクリニックまで通って診察するよりも料金は高いのですがもし介護タクシーを使って病院に行ったりという人とか家族の介助の負担が大きいという人にはお勧めできる医療サービスです。(高いといっても月2回で老人ホーム入所者なら2~3千円)
SECOMの某電子カルテは導入時にまとまったお金がいるものの大きな設備投資はそれくらいで医療資源も高額なモノは必要なく病床も無くても問題ないので投資を少なくてすみテナントは賃貸居宅でも問題ない(建築確認済証も必要ない)ので投下する資本も少なく、診療報酬も以前よりは下がっている(二年ごとに診療報酬見直し)とはいえまだまだ利益が取れるビジネスモデルなので「なるほどな」と思ってみていました。
最近は訪問診療専門のクリニックも増えてきているみたいです。
このビジネスの一番の問題は集客!まあどんな仕事も集客が一番重要ですが集客のターゲットが要介護度の高い患者様でターゲットが絞りやすくストックビジネス(毎月集金)でお客様とも月に最低2回診察するのでよほどの事がない限り赤字になったり倒産したりする恐れの無いビジネスだと思います。
集客方法は色々です笑
あまり追求すると深淵を覗く者となります。
まあ仕事内容は医師と同行(カッコよく言うとクラーク)と居宅療養管理指導の書類作成などなど
医療補助&医療事務の仕事
とりあえず同行は面白かったのですが書類作成やらは死ぬほど詰まらんかったデス笑
元来奇抜な行動をする子供だったので三つ子の魂100までよろしく外に出ていないとあかん性分なので働き方を変えてパート?フリーランス?みたいな働き方に変えました。あと医療機関においてイニシアチブを握るキーマンは誰なのか、というのも色々考えさせられました。
現場のトップ=医者
経営のトップ=理事長
医療事務のトップ=事務長
三権分立です。シビリアンコントロールが大事です
とりあえず180度変わった理由は直接聞いてください笑
2019年 10月フリーター&囲碁棋士
さてフリーターとなりました(´;ω;`)
この先どうなるのやら
さてまた長くなったので次回に譲ります。
次回は「フリーターに転落」を書こうかと思います。
ブログはとりあえず100日継続をめざして頑張ります。100の次は365日!
いま23日目
追記 長いシリーズになりましたが多分次回で終わります笑
コメント欄とかに「ここの話が詳しく聞きたい」とかあったら常識の範囲で記事にしようかな、と思います。ただし親父殿 おまえはだめだ